GEEK JOBは、グルーヴ・ギア株式会社が運営する、エンジニアとしての転職を目標としたプログラミングスクールです。受講者一人ひとりに寄り添ったスケジュールや、無料で受けられる転職サポートなどが人気を集めています。

しかし、無料で受けられる転職サポートが果たして良質なサービスであるのか、公式サイトを見渡してみただけでは、実際の中身は悪いところを含めてわからないものですよね。

ここでは、GEEK JOBの特徴について、良い点、悪い点をそれぞれ解説します。また、開講しているコースについての説明、疑問点についても説明しましたので、是非参考にしてみてください。

GEEK JOBのメリット

はじめに、GEEK JOBの3つのメリットについて説明します。

料金が無料

先述しましたが、GEEK JOBは費用が無料であることが最大の特徴です。

GEEK JOBは、プログラミングスクールでありながら、企業(IT系、Web系)に求職者(受講者)を紹介する転職エージェントとしての役割も果たしています。転職エージェントのシステムとして、求職者を紹介して無事に就職できた場合、就職先の企業から報酬を受け取ることとなっています。

GEEK JOBは、その報酬でもって運営していることから求職者(受講者)から費用を徴収せずに済むのです。

就職・転職も徹底サポート

GEEK JOBは、エンジニアとしての就職・転職を目的としたプログラミングスクールであり、サポートが徹底されています。

まず、カリキュラムのなかでオリジナルのサービスを企画・構築・実装していく実習があります。その際の成果物は、面接の際にアピールできる材料になるので通過率が大幅に上がります。

このように、転職エージェントであるGEEK JOBだからこそ、採用側から見て本当にほしい人材、スキルというものを基にカリキュラムが組まれているのです。

未経験からインフラエンジニアも目指せる

GEEK JOBは、プログラミングができるエンジニアを育成するほかにも、インフラエンジニアを目指せるプログラミングスクールでもあります。

インフラエンジニアは、主にサーバーやデータベースなどのネットワークに関する機器について構築や点検などを行う職業です。さまざまな情報システム、Webサービスが動いているのは、このインフラがあってこそなので、より重要な職業であることに間違いありません。

GEEK JOBのデメリット

ここからは、GEEK JOBのデメリットを3つ説明します。

地方在住者は入れない

GEEK JOBは、東京の四ツ谷、九段下に教室(キャンプ)を設けております。いずれも都心部なので、東京近郊以外の場所に在住の人は、そもそも通学が困難です。

しかし、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、4月からは学習、転職支援ともにオンラインによる実施に切り替わっております。コロナ騒動が落ち着いた後は、どうなるかはわからないですが、オンラインに切り替わる可能性も無いとは言い切れないでしょう。

就職することが前提

GEEK JOBでは、エンジニアとしての転職が最終目標となっています。

プログラミングの勉強をする目的はさまざまありますが、もし職は変えること無く、スキルアップすることが目的であるならば、ほかのプログラミングスクールを利用したほうが良いでしょう。

紹介先企業に就職しないと全額キャッシュバック対象外

GEEK JOBが紹介する企業に就職できないと全額キャッシュバックの対象外となるので注意が必要です。

無料でサービスが受けられるのがGEEK JOB最大の特徴で転職率97.8%と高く徹底した学習、転職のサポートを提供しています。よほどのことがない限り、転職は成功することでしょう。

GEEK JOBのコース内容

ここからは、GEEK JOBが開講しているコースについて説明します。

未経験プログラマー転職支援コース

未経験プログラマー転職支援コースでは、プログラミングが未経験の人からでもエンジニアとして就職・転職できることを目標に、スキルを身につけていきます。

はじめは、パソコンやネットワークの基礎知識から始まり、PHPやRubyといったWeb開発で多く利用されているプログラミング言語を利用して、プログラミングの手法を学習していきます。最後には、学んだ知識を活かしてオリジナルのサイトを作成していきます。また、先述したように、作成したサイトは転職活動時に成果としてアピールすることが可能です。

料金は無料です。

未経験インフラエンジニア転職支援コース

未経験インフラエンジニア転職支援コースでは、未経験からでもインフラエンジニアとして就職・転職できるため、さまざまなスキルを取得していきます。

こちらも、最初はパソコン、サーバーの基礎知識の勉強から始まり、後半は実際にネットワーク機器などに触れながら、サーバー構築の実習を行ったり、機器の設定作業を行ったりして知識を深めていきます。

こちらも、料金は無料となっています。

プログラマーとインフラエンジニアどちらを目指すのがいい?

GEEK JOBでは、プログラマーになれるコースとインフラエンジニアになれるコースの2つがあります。

プログラマーは、プログラミング言語を用いて、ソフトウェアやWebサービスを設計・開発・保守を行う一方、インフラエンジニアは、ソフトウェアが動作するために必要なサーバーやネットワークといったITインフラを設計・構築・保守する役割をもっています。

現状、プログラマーもインフラエンジニアも、人手が不足していることから就職先は多岐にわたるので、就職・転職活動で困ることはありません。また、年収などについても両者で差があるわけではありません。

したがって、どちらを目指せばよいかについては、あなたがどのようなことをやりたいかによります。もし、アプリケーションやソフトウェアを作成したいのであればプログラマー、ネットワークの機器に触れながら仕事をしたいのであればインフラエンジニアといったように、自身が何をやりたいのかで決めるようにしましょう。

GEEK JOBは働きながら学習できる?

GEEK JOBは、働きながら学習することはできません。

GEEK JOBでは、平日の10時から18時までの間に通学する必要がありますので、仕事をしながら通学することは困難です。しかし、退職日が決まっているのであれば、夜間の時間帯(18時から21時までの間)に限って通学が可能です。

GEEK JOBは自前のパソコンが必要?

GEEK JOBでは、自前のパソコンがなくても受講することができます。

GEEK JOBの学習スペースにパソコンが設置されているので、それを利用することで受講可能です。

GEEK JOBは大学生でも通える?

GEEK JOBは、就職活動を控えている大学生でも通学可能です。

その際は、1カ月から3カ月の通学の後に、GEEK JOBが紹介する企業で選考を進めることになりますので、注意してください。